【プロスピ2021】レビュー【プロ野球スピリッツ2021】
Nintendo Switch用ソフト「eBASEBALLプロ野球スピリッツ2021 グランドスラム(プロスピ2021)」のレビューをします。
プロスピ2019の焼きまわし
プロスピ2019と内容がほぼ同じ
今作は2021年度の選手データである以外はプロスピ2019とゲーム内容がほぼ同じです。
もともとパワプロもプロスピも素材などを使いまわして売るのが基本ですがそれにしても新鮮味が一切ありません。
これをフルプライスで売るのがやはり金儲けしか考えていないコナミらしいです(「MLB The Show」のソニーも同じ)。
グラフィックなど劣化
PS4からSwitchということでいろいろな面が省略されています。
容姿などの細かい設定ができなかったりそもそもグラフィックが粗くなっています。
ハードの性能上仕方ないことですがSwitchにした代償が大きすぎます。
一部モードが劣化
スピリッツモードでは行動力が追加されコマンドの選択に制限がかかりました。
似たような仕様をパワプロでやって大不評を浴びたのに採用するのは疑問。
結果として強い選手が作りにくくプレイヤーには何の恩恵もなし。
スタープレイヤーモードで完封するともらえるポイントも2019から半減しているのも劣化。
これもコナミクオリティと言えます。
パワプロ2020に準じた仕様変更
オープナー・ショートスターター起用
パワプロ2020でも採用されたオープナーとショートスターター起用が実装されました。
ここはいいかな。
チャンステーマ個別設定
応援歌で個別のチャンステーマが設定できるようになりました。
中日のビシエド選手や西武の山川選手などはチームとは別なのでありがたいです。
1軍29人枠対応
1軍の登録選手枠が29人なのも良かったです。
野手を減らして中継ぎ投手を増やすという起用もできます。
オリンピックモード搭載
パワプロ2020と同じくオリンピックモードが実装されました。
内容はほぼ同じです。
ゲームバランス
ホームランは難しくなった気がする
2019に比べるとホームランを打つのが難しくなった気がします。
公式では広角打法を弱くしたとはありますが、パワプロのように強振して当たれば必ずホームランみたいな仕様でないのはむしろいいです。
観戦モードでやると極端な投高打低みたいでエース級同士だと両チーム1安打とか珍しくないですがそれでもホームランは出ます。
失投が多くボール先行になりやすい
観戦モードだと必ずと言っていいほど3ボールやフルカウントになって先発投手が100以上投げるのが当たり前になります。
これはおそらくコントロールの基準を厳しくしたと思われます。
2019だと1試合丸丸でも1時間切るのも珍しくなかったのに対して2021では1時間半は確実にかかります。
その他
応援歌はすべて打ち直し
応援歌はパワプロ2020やプロスピ2019のものを使いまわすことができません。
そのためすべて一から作り直さなくてはいけません。
12球団チャンステーマや個別の応援歌も含めて作ろうとすると1ヶ月ぐらいかかるので地獄です。
ペナントの早送りが速い
ペナントモードの日程スキップでの早送りはPS4のプロスピ2019と変わらないほど速いです。
ハードの性能が全然違うのに実現できたのはすごいこと。
パワプロに比べると早送り時の表示情報が少ないのが理由なのかな。
案外フレームレートは安定
ハードの性能の差を考えればフレームレートがひどくなりそうですがそこまで悪くはないです(たまにカクカクになる)。
グラフィックを落としたのが良かったのかと。
テーブルモードは便利
やはりSwitchのテーブルモードは楽な姿勢で遊べるのでいいです。
正直1080pも720pも見た感じ変わらないので。
ただ発熱は気になるかな。
買うべきか
フルプライスはやめとけ
ゲーム内容はプロスピ2019とほぼ同じなのでフルプライスで買う価値はないです。
セールで半額になった時でも買うレベルの出来です。
速攻で買うのはユーチューバーか2021年選手データでどうしても遊びたい人ぐらいです。
大きなバグはない
コナミというとバグまみれが当たり前ですが今作では致命的な進行バグは今のところありません。
2019を使いまわしているのだからどうやったら不具合があるんだよ。
アップデートで不具合が出るかもしれませんが今のところはわかりません。
PS4やPS5では発売しない
一部の人でPS4やPS5で遊びたいなんて聞きますが多分出ません。
PS4はほぼ生産終了だしPS5は日本での普及率があまりにも低すぎるので可能性はほぼゼロです。
プレイステーションハードではあきらめるしかないです。