Windowsウィジェットを無効にする方法|メモリ使用量が気になる人へ

Windows 11のウィジェットがタスクバーで邪魔に感じる人、ニュースや天気を使わない人、Widgets.exeなどによるメモリ使用量や動作の重さが気になる人に向けた記事です。
この記事では、設定からタスクバーのウィジェットを非表示にする基本手順、通知や表示内容を整理する方法、Windows Web Experience Packの削除に関する注意点、レジストリを使う場合の考え方までを解説します。
Windows 10の「ニュースと関心」を消す方法や、無効化してもPCが重い場合に見直すポイントも紹介するため、自分のWindows環境に合う対処法を選べます。

Contents

Windows ウィジェットを無効にする前に知りたいこと|重い・邪魔と感じる原因

Windowsのウィジェットは、天気、ニュース、株価、予定、スポーツなどをまとめて確認できる便利な機能です。
一方で、情報を必要としない人にとってはタスクバーのアイコンが場所を取り、意図せず開いてしまうため、邪魔だと感じやすい機能でもあります。
また、ニュースなどのオンライン情報を取得する仕組み上、バックグラウンドで関連プロセスが動作することがあり、メモリ使用量や通信量が気になる場合があります。
ただし、タスクバーからアイコンを消す操作と、機能・アプリを完全に削除する操作は同じではありません。
目的が「見た目をすっきりさせたい」のか、「通知を止めたい」のか、「少しでもリソース消費を抑えたい」のかを整理してから、適切な無効化方法を選ぶことが大切です。

Windows ウィジェットとは?ニュース・天気を表示するダッシュボード機能

Windows 11のウィジェットは、タスクバーの専用アイコン、またはキーボードのWindowsキー+Wで開ける情報ダッシュボードです。
ダッシュボードには天気、Microsoft Startのニュース、カレンダー、To Do、株価、スポーツなどが表示され、Microsoftアカウントでサインインしている場合は興味・関心に合わせた情報も表示されます。
必要なカードだけを並べれば、ブラウザーを開かずに概要を確認できる点がメリットです。
しかし、業務用PCでニュースを見ない場合や、集中したい場面では、更新される記事や通知が不要になることがあります。
ウィジェットはデスクトップ上に常時配置するガジェットとは異なり、必要時にパネルを開く形式です。
そのため、まずはタスクバーのボタンをオフにして使用頻度を下げるだけでも、多くの人にとって十分な対策になります。

メモリ使用量やPCの動作が重いと感じる主な理由

ウィジェットが重いと感じる理由には、ニュースや天気の取得、画像を含むコンテンツの表示、関連プロセスの起動などがあります。
タスクマネージャーでは、Widgets.exeやMicrosoft Edge WebView2に関連するプロセスとして、一定のメモリを使用していることがあります。
ただし、表示されたメモリ使用量がそのままPC全体の遅さの原因とは限りません。
メモリ容量が少ないPC、ブラウザーのタブを多数開いている環境、ストレージ空き容量の不足、常駐アプリの多さ、Windows Update直後の処理などが重なると、ウィジェットの影響を大きく感じることがあります。
特にゲームやオンライン会議の前後に動作が不安定になる場合は、ウィジェットだけを疑わず、タスクマネージャーでCPU、メモリ、ディスク、ネットワークの使用率を比較して原因を確認しましょう。

  • ニュース・天気などのオンライン情報を定期的に更新している
  • WebView2を利用した表示処理が実行されることがある
  • メモリ不足や多数の常駐アプリと負荷が重なっている
  • 通知や自動表示によって操作の妨げになっている

非表示・無効・削除の違いと、できない操作の注意点

「ウィジェットを無効にする」といっても、実際には非表示、利用停止、アプリ削除という複数の段階があります。
設定のタスクバー項目でスイッチをオフにする操作は、主にアイコンを非表示にする方法です。
この方法は安全で簡単ですが、環境によっては関連コンポーネントやバックグラウンド処理が完全に消えるとは限りません。
一方、Windows Web Experience Packをアンインストールする方法は、ウィジェット機能自体を利用しない人向けですが、Windowsのバージョンや組織の管理ポリシーによって操作できない場合があります。
レジストリやグループポリシーによる制御は、複数PCを管理する場合には有効なことがある反面、値を誤ると別の設定に影響するおそれがあります。
個人PCでは、まず設定画面からの非表示を試し、効果や不便がないことを確認してから次の手段を検討してください。

方法 主な効果 おすすめのケース
タスクバーでオフ アイコンを消して開きにくくする 邪魔な表示だけをすぐ消したい
通知・内容の整理 不要なニュースやカードを減らす 一部の情報だけ使いたい
Web Experience Packの削除 ウィジェット機能を利用しない状態に近づける 機能自体が不要で、削除可能な環境
レジストリ・ポリシー 設定を制限・一括管理する 管理者または上級者向け

Windows11でウィジェットを無効にする方法|タスクバーのボタンを消す

Windows 11でウィジェットを使わない場合、最初に試したいのがタスクバーのウィジェット ボタンをオフにする方法です。
この設定を変更すると、タスクバーにある天気アイコンやウィジェットのアイコンが表示されなくなり、誤ってクリックしてダッシュボードを開く機会を減らせます。
Windowsキー+Wによる起動可否や、関連コンポーネントの動作状況はWindowsのバージョンや構成によって異なるため、これは完全なアンインストールではなく、まず見た目と操作を整理する手段だと考えましょう。
設定の変更はいつでも元に戻せるため、PCへの影響を抑えながらウィジェットが本当に不要か確認したい場合にも向いています。
タスクバーの表示領域を広くしたい人や、仕事・ゲーム中の誤操作を防ぎたい人にとって、もっとも安全で簡単な無効化の第一歩です。

設定の個人用設定からウィジェットのタスクバー ボタンを非表示にする

設定アプリからウィジェットを非表示にするには、Windowsキー+Iを押して「設定」を開き、「個人用設定」から「タスクバー」へ進みます。
「タスクバー項目」にある「ウィジェット」のスイッチをオフにすると、タスクバー上のウィジェット ボタンがすぐに消えます。
通常は再起動を必要とせず、設定を閉じた時点で変更内容が反映されます。
ボタンが消えない場合は、Windows Updateの適用中でないか、組織のポリシーによってタスクバー設定が管理されていないかを確認してください。
再び使いたくなった場合は、同じ画面でスイッチをオンに戻すだけで復元できます。
アプリの削除やレジストリ編集と比べてリスクが低いため、メモリ消費の様子を見ながら段階的に対処したい場合にも、まずこの手順から実行するのがおすすめです。

  • Windowsキー+Iで「設定」を開く
  • 「個人用設定」→「タスクバー」を選択する
  • 「タスクバー項目」の「ウィジェット」をオフにする
  • タスクバーからアイコンが消えたことを確認する

タスクバーを右クリックしてウィジェットをオフにする操作

Windows 11のバージョンによっては、タスクバーの何もない場所を右クリックし、「タスクバーの設定」を選ぶことでも、ウィジェットの設定画面へ素早く移動できます。
表示された「個人用設定 > タスクバー」画面で「ウィジェット」をオフにすれば、設定アプリを最初からたどる場合と同じ結果になります。
タスクバー上のボタンそのものを右クリックして直接オフにできるように見えるケースでも、最終的にはタスクバー設定の切り替え画面が開くことがあります。
右クリックメニューの項目はWindows 11の更新状況やPCメーカーによる初期設定で異なるため、「ウィジェットをオフ」という項目が見つからない場合は、前項の設定アプリから変更してください。
なお、タスクバーを右クリックしても従来のような豊富なメニューが出ないことは、Windows 11の仕様です。
メニューが少ないこと自体は故障ではないため、慌てずに「タスクバーの設定」を選びましょう。

画面から消えてもアプリやバックグラウンド処理が残る場合

タスクバーのボタンをオフにしても、Windows Web Experience PackやMicrosoft Edge WebView2などの関連コンポーネントがWindows内に残ることがあります。
また、直前までウィジェットを開いていた場合には、関連プロセスがしばらくタスクマネージャーに表示されることもあります。
これはアイコンを非表示にする設定が、アプリの削除やすべてのプロセスの常時停止を目的とした機能ではないためです。
まずはPCを再起動した後にタスクマネージャーを開き、Widgets.exeやWebView2関連プロセスのメモリ使用量が継続して大きいか確認してください。
少量のメモリ使用だけでPCの体感速度に問題がないなら、無理にシステム構成を変更する必要はありません。
一方、機能をまったく利用せず、プロセスも減らしたい場合は、後述する通知・ニュースの整理、Windows Web Experience Packの扱い、管理者向けのポリシー設定を順番に検討します。

確認したい状態 考えられる状況 次に行うこと
アイコンだけ消したい タスクバー設定がオフになっている そのまま利用して問題ありません
関連プロセスが一時的に見える 終了待ちまたはWebView2の共有動作 再起動後に使用量を確認します
継続的に負荷が高い ニュース更新や別アプリの影響もあり得る タスクマネージャーで全体を確認します
機能自体を使わない 非表示だけでは目的に合わない 削除可否や管理設定を検討します

Windows11のウィジェットをさらに停止する方法|通知・ニュース・関心を整理

タスクバーからウィジェットを消しても、ニュース内容や通知が気になる場合は、ダッシュボード内の表示項目と通知設定も見直しましょう。
Windows 11のウィジェットは、使う情報カードだけを残し、不要なニュースや関心ジャンルを減らすことで、表示の煩わしさを抑えられます。
完全に削除する前に情報量を整理しておけば、天気や予定だけを便利に利用する選択も可能です。
また、通知をオフにすると、作業中にポップアップやバッジ表示で集中を妨げられる状況を減らせます。
ニュースを見たくない理由が「興味のない記事が表示される」「通知が多い」「情報量が多すぎる」のいずれかであれば、アプリ削除より先にカスタマイズを試す価値があります。
設定画面の名称や配置はWindowsの更新で変わることがあるため、見つからない場合はウィジェット画面の歯車アイコンや「設定」メニューも確認してください。

ウィジェットの右上メニューからニュースと関心の項目をカスタマイズする

ウィジェットを開いたら、画面右上にあるプロフィール画像、歯車アイコン、または設定メニューから、ニュースと関心に関する設定を確認できます。
Microsoft Startのフィードでは、記事に対して「興味がない」「この提供元を非表示」といった操作を選べる場合があります。
不要な話題を繰り返し非表示にすると、表示されるニュースの傾向を調整しやすくなります。
スポーツ、金融、エンターテインメントなど、必要のないジャンルを外すことも、情報量を減らす有効な方法です。
ただし、興味・関心の調整は表示内容を最適化するものであり、ニュース取得機能そのものを完全に停止する設定ではありません。
ニュースを一切表示したくない場合は、ニュースカードを削除するか、タスクバーからウィジェットを非表示にする方法を組み合わせましょう。
会社PCでは、組織のアカウントや管理ポリシーによって個人向けのカスタマイズ項目が制限されることがあります。

不要なウィジェットを削除し、必要な情報だけ追加する方法

ダッシュボード内の各ウィジェット カードには、多くの場合「…」のメニューがあります。
このメニューから「ウィジェットを削除」や「ピン留めを外す」に相当する項目を選ぶと、不要な天気、株価、スポーツ、To Doなどのカードを表示から取り除けます。
カードを減らすことで、パネルを開いたときに必要な情報を探しやすくなり、ニュースを読むためにスクロールする手間も減ります。
後から必要になったカードは、ウィジェット一覧の追加画面から再び追加できるため、一度削除しても基本的には問題ありません。
ただし、ここでの削除はウィジェットの表示カードを外す操作であり、対応するアプリ本体をアンインストールするものではありません。
予定を確認したい人はカレンダーだけを残す、天気を使わない人は天気カードも外すなど、用途に合わせて最小限の構成にするのが効果的です。

  • 不要なカードの「…」メニューを開く
  • 「ウィジェットを削除」または同等の項目を選ぶ
  • 必要なカードは追加画面からピン留めする
  • ニュースカードが不要なら、関心調整と合わせて表示を減らす

通知をオフにして邪魔な表示を減らす設定

ウィジェット関連の通知が作業やゲームの妨げになる場合は、Windowsの通知設定を確認します。
Windowsキー+Iで設定を開き、「システム」から「通知」へ進むと、アプリごとの通知を管理できます。
一覧に「Widgets」「Windows Web Experience Pack」または関連する項目が表示されている場合は、スイッチをオフにすることで通知表示を抑えられる可能性があります。
通知一覧の名称はWindowsのバージョンによって異なるため、見つからない場合はウィジェット側の設定メニューも確認してください。
また、集中モードや「応答不可」を利用すれば、ウィジェット以外の通知も含めて一時的に表示を止められます。
重要な予定やセキュリティ通知まで一律にオフにすると見落としにつながるため、通知は必要なアプリを残して個別に調整するのが安全です。
通知を止めてもタスクバーのアイコンやアプリ本体は削除されない点も理解しておきましょう。

目的 主な設定場所 期待できる効果
興味のない記事を減らす ウィジェット内のニュース設定 フィード内容を調整できる
カードを減らす 各カードの「…」メニュー ダッシュボードを簡潔にできる
ポップアップを減らす 設定>システム>通知 通知バナーや音を抑えられる
作業中だけ通知を止める 集中モード・応答不可 一時的に集中しやすくなる

Windows11でウィジェットを削除する方法|Windows Web Experience Packの扱い

Windows 11のウィジェットを機能面から削除したい場合は、「Windows Web Experience Pack」がインストールされているか確認します。
これはウィジェットを含む一部のWindowsエクスペリエンスを提供するMicrosoft製コンポーネントです。
タスクバー設定でボタンをオフにするだけでは満足できず、ウィジェットを起動できない状態に近づけたい場合に、アンインストールを検討することがあります。
ただし、削除可否やアプリ名、アンインストール ボタンの表示は、Windows 11のエディション、バージョン、Microsoft Storeからの配信状況、組織の管理ポリシーによって異なります。
また、Windows UpdateやMicrosoft Storeの更新によって再導入されたり、仕様が変更されたりする可能性もあります。
削除は非表示より影響が大きいため、まずは設定でタスクバーのボタンと通知をオフにし、それでも不要な場合だけ実行してください。
削除前には復元方法も確認し、必要になった場合はMicrosoft Storeから再インストールできるようにしておくと安心です。

Windows Web Experience Packとは?削除前に確認したい機能と影響

Windows Web Experience Packは、WindowsのWebベースの機能体験を更新・提供するためのパッケージで、Windows 11ではウィジェット機能と関係しています。
このパッケージを削除すると、ウィジェット パネルが利用できなくなったり、Windowsキー+Wで開く機能に影響が出たりする可能性があります。
一方、通常のファイル操作、ブラウザー利用、Officeアプリの利用といった基本的なPC操作が直ちにできなくなるものではありません。
ただし、Windowsの機能は更新によって連携範囲が変わるため、「ウィジェット以外には絶対に影響しない」と断定することはできません。
仕事や学校で管理されているPCでは、管理者が必要な機能として設定していることもあるため、自己判断で削除しないでください。
また、メモリ対策が目的なら、削除前後でタスクマネージャーの使用量を比較し、実際に改善したかを確認することが重要です。
体感速度が変わらない場合、原因は別のスタートアップ アプリやストレージ負荷にある可能性が高いでしょう。

設定のアプリ一覧からWeb Experienceをアンインストールする手順

Windows Web Experience Packを削除できる環境では、設定アプリのインストール済みアプリ一覧から操作できます。
Windowsキー+Iで「設定」を開き、「アプリ」から「インストールされているアプリ」または「アプリと機能」を選択してください。
検索欄に「Windows Web Experience Pack」と入力し、該当項目の右側にある「…」メニューを開きます。
「アンインストール」が表示されていれば選択し、確認画面でもう一度アンインストールを実行します。
完了後はPCを再起動し、タスクバーのウィジェット ボタン、Windowsキー+Wの動作、タスクマネージャーの関連プロセスを確認しましょう。
アプリ一覧に項目がない、またはアンインストールがグレーアウトしている場合は、その環境では設定アプリから削除できない可能性があります。
無理に非公式ツールや不明なコマンドで削除せず、タスクバーでの非表示や管理者によるポリシー設定を選ぶほうが安全です。

  • Windowsキー+Iで「設定」を開く
  • 「アプリ」→「インストールされているアプリ」を開く
  • 「Windows Web Experience Pack」を検索する
  • 「…」→「アンインストール」を選択する
  • 完了後に再起動して動作を確認する

削除できないときの原因|Microsoft Store・サインイン・最新更新を確認

Windows Web Experience Packが見つからない、アンインストールできない、削除後に再び表示される場合は、Microsoft StoreとWindows Updateの状態を確認してください。
このパッケージはMicrosoft Store経由で更新されることがあり、Storeアプリのライブラリや更新一覧に関連項目が表示される場合があります。
Microsoftアカウントへのサインイン状態や、Storeのライセンス・キャッシュの不具合が原因で、表示や更新が正常に行われないケースもあります。
また、会社・学校のPCでは、管理者がグループポリシーやMDMでアプリの削除を禁止していることがあります。
Windowsが古い状態では設定項目やパッケージの挙動が異なるため、「設定 > Windows Update」で更新プログラムを適用し、再起動後にもう一度確認しましょう。
それでも削除できない場合は、非表示と通知オフで運用するか、PC管理者へ相談してください。
管理されていない個人PCでも、削除できないこと自体が故障を示すわけではありません。

症状 主な原因 対処の方向性
アプリ一覧に表示されない Windowsの構成や表示名が異なる StoreとWindows Updateを確認する
削除ボタンが選べない システム・組織ポリシーで保護されている 非表示運用または管理者へ相談する
削除後に戻ったように見える 更新や再インストールが実行された 更新履歴とStoreの状態を確認する
改善を感じない 重さの原因がウィジェット以外にある タスクマネージャーで負荷を比較する

レジストリでWindows ウィジェットを無効にする方法|操作前の注意点

設定画面でウィジェットをオフにできない場合や、複数のPCでウィジェット利用を制限したい場合には、レジストリまたはグループポリシーによる管理を検討できます。
ただし、レジストリはWindowsの重要な設定情報を保存しているデータベースです。
キーや値の場所、名前、データを誤って変更・削除すると、意図しない機能制限やWindowsの不安定化につながるおそれがあります。
個人利用で単にタスクバーのアイコンを消したいだけなら、レジストリを編集する必要はありません。
まずは「設定 > 個人用設定 > タスクバー」でウィジェットをオフにする方法を優先してください。
レジストリ編集を行うのは、管理者として明確な目的があり、バックアップと復元の手順を理解している場合に限るのが安全です。
会社や学校が所有・管理するPCでは、利用者自身で変更せず、情報システム部門や管理者に確認しましょう。

レジストリ編集が有効なケースと、設定画面で済ませるべきケース

レジストリ編集が有効になり得るのは、設定画面のスイッチだけでは利用制限を徹底できない場合や、管理方針としてウィジェットを無効にしたい場合です。
例えば、複数台のWindows 11 PCを運用し、ユーザーごとの設定変更を抑制したい管理者は、グループポリシーやMDMと組み合わせて設定することがあります。
一方、自宅のPCでニュースを見ない、タスクバーをすっきりさせたい、誤クリックを防ぎたいという目的なら、通常の設定画面だけで十分です。
レジストリ設定はWindowsのエディションやバージョン、ポリシー適用状況により、期待通りに反映されないこともあります。
また、将来の機能更新で挙動が変わる可能性もあるため、インターネット上の古い手順をそのまま実行するのは避けましょう。
目的と手段を混同せず、非表示で足りるのか、組織的な利用禁止が必要なのかを判断してから操作してください。

利用状況 推奨する方法 理由
個人PCでアイコンが邪魔 タスクバー設定でオフ 簡単で元に戻しやすいため
通知や記事だけが不要 ウィジェット・通知設定を整理 必要な機能を残せるため
機能を使わず削除可能 Web Experience Packの扱いを確認 削除前に影響を判断できるため
組織で利用を制限したい グループポリシーまたはレジストリ 設定を管理・統一しやすいため

ウィジェットを無効にするレジストリ キーと値の構成

Windows 11のウィジェットに関するポリシー設定では、一般に「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Dsh」配下の「AllowNewsAndInterests」というDWORD値が利用されます。
この値を「0」に設定すると、ポリシーとしてウィジェットやニュースと関心に関する機能を無効化する構成として扱われることがあります。
ただし、Windowsのビルドや管理状態によって挙動が異なるため、すべてのPCで同じ結果になるとは限りません。
編集前には、レジストリエディターで対象キーを右クリックして「エクスポート」を選び、復元用のREGファイルを保存してください。
対象キーが存在しない場合に新規作成する操作は、特に入力ミスが起きやすいため注意が必要です。
また、インターネット上で紹介される別のキーや値を混在させると、どの設定が影響しているか分からなくなります。
変更内容を記録し、必要最小限の値だけを扱いましょう。

  • レジストリエディターは管理者権限で実行する
  • 編集前に対象キーをエクスポートしてバックアップする
  • キーは「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Dsh」を確認する
  • DWORD値「AllowNewsAndInterests」は、無効化構成では「0」を使用する
  • 不具合時は作成した値を削除するか、バックアップから復元する

レジストリ変更後に再起動し、タスクバーとダッシュボードを確認する

レジストリを変更した後は、変更を保存しただけで判断せず、PCを再起動して設定が反映されたか確認してください。
サインアウトとサインインで反映される場合もありますが、関連プロセスやポリシーの読み込みを確実に更新するためには再起動が無難です。
再起動後は、タスクバーにウィジェットのボタンが表示されるか、Windowsキー+Wでダッシュボードが開くか、設定画面のスイッチが管理状態になっていないかを確認します。
さらに、タスクマネージャーでWidgets.exeなどのプロセス状況を確認すると、目的に沿った変化があったか判断しやすくなります。
期待した結果にならない場合は、同じレジストリ値を何度も変更するのではなく、バックアップから戻して設定画面による方法へ切り替えてください。
Windows Update後に挙動が変わった場合も、ポリシー設定とOSのバージョンを改めて確認しましょう。
レジストリの変更はPCの高速化を保証するものではないため、必ず変更前後のメモリ使用量や体感速度を比較することが大切です。

Windows10のウィジェットを削除・非表示にする方法

Windows 10では、Windows 11のような「ウィジェット」ではなく、タスクバーに表示される「ニュースと関心」という機能が話題になることがあります。
天気、ニュース、株価などを確認できる点は似ていますが、表示場所や設定方法、関連する仕組みはWindows 11のウィジェットと完全には同じではありません。
Windows 10でタスクバーの天気やニュースが邪魔な場合は、タスクバーを右クリックして「ニュースと関心」を開き、非表示に設定するのが基本です。
この操作によってタスクバーの表示をすっきりさせられますが、Windowsのシステム更新や関連コンポーネントまで完全に削除するものではありません。
また、Windows 10はサポート状況や利用中のエディション、更新バージョンによって画面表示が異なる場合があります。
まずは安全な非表示設定を試し、PCが重い問題が続く場合には、タスクマネージャーやスタートアップ アプリも合わせて確認してください。

Windows 10のニュースと関心はWindows11のウィジェットと何が違う?

Windows 10の「ニュースと関心」は、主にタスクバー上の天気アイコンやテキストから開くニュース表示機能です。
Windows 11のウィジェットは、専用のダッシュボードに複数の情報カードを配置し、Windowsキー+Wでも開ける点が大きな違いです。
どちらもMicrosoft Startなどを通じてニュースや天気を提供するため、興味のない記事が表示される、更新による通信やリソース消費が気になるといった悩みは共通します。
しかし、Windows 10ではタスクバーの右クリックメニューから「ニュースと関心」を直接操作できることが多く、Windows 11とは設定への入口が異なります。
Windows 11向けの「Windows Web Experience Packを削除する」手順を、Windows 10のニュースと関心にそのまま適用するのは適切ではありません。
自分のOSのバージョンを「設定 > システム > 詳細情報」で確認してから、対応する手順を実行しましょう。

比較項目 Windows 10 Windows 11
主な機能名 ニュースと関心 ウィジェット
主な表示場所 タスクバーの天気・ニュース表示 タスクバーから開くダッシュボード
基本の非表示方法 タスクバー右クリックメニュー 設定>個人用設定>タスクバー
表示内容 天気、ニュース、関心情報 ニュース、天気、予定などのカード

Windows10でタスクバーのニュースを非表示または無効にする方法

Windows 10でニュースと関心を非表示にするには、タスクバーの何もない場所を右クリックします。
メニュー内の「ニュースと関心」にマウスを合わせ、「無効にする」を選択してください。
これでタスクバーに表示されていた天気、気温、ニュースのアイコンやテキストが消えます。
天気アイコンを完全に消すのではなく、表示領域だけを小さくしたい場合は、「アイコンのみを表示」を選べることもあります。
また、意図せずパネルが開くことを防ぎたい場合には、「ホバー時に開く」をオフにできる環境もあります。
設定変更後に元へ戻したくなった場合は、同じ右クリックメニューから「アイコンとテキストを表示」または「アイコンのみを表示」を選択します。
表示項目が見当たらないときは、Windows Updateの適用状況や、タスクバーがロックされていないかも確認しましょう。

  • タスクバーの空いている場所を右クリックする
  • 「ニュースと関心」にカーソルを合わせる
  • 「無効にする」を選択する
  • 天気・ニュースの表示が消えたことを確認する
  • 必要なら「ホバー時に開く」もオフにする

Windows 10でニュースと関心を完全に削除できない場合の対処法

Windows 10のニュースと関心は、通常のアプリのように常にアンインストールできる機能ではないため、設定上は完全削除ではなく「無効にする」運用が基本になります。
右クリックメニューから無効にしても、一部の関連ファイルやWindows Updateの構成要素が残ることがありますが、タスクバーに表示されず利用しない状態であれば、一般的には問題ありません。
会社や学校のPCで設定が変更できない場合は、グループポリシーや管理ツールで制限されている可能性があります。
個人PCで表示が復活する場合は、Windows Update後に設定が変わっていないかを確認し、再度「無効にする」を選択してください。
PCの動作が重い場合に、ニュースと関心を無効化しても改善しないなら、原因はブラウザー、常駐ソフト、Windows Update、ストレージ容量不足など別の要因かもしれません。
非公式の削除ツールや不明なレジストリ操作を試すより、まずはタスクマネージャーで実際の負荷を確認することをおすすめします。

無効化後も重いときのメモリ対策と確認ポイント

ウィジェットを非表示・無効化してもWindows PCが重い場合、原因がウィジェットだけとは限りません。
特にメモリ容量が少ないPCでは、ブラウザーの多数のタブ、オンライン会議アプリ、同期ソフト、セキュリティソフト、ゲームランチャーなどが同時に動作することで、動作が遅くなることがあります。
また、Windows Updateのダウンロード・インストール直後、OneDriveなどの同期中、ストレージの空き容量が少ない状態でも、一時的にPCの反応が鈍くなる場合があります。
そのため、ウィジェットを止めた後はタスクマネージャーで実際の使用状況を確認し、負荷の大きいアプリや不要な自動起動を特定することが重要です。
設定を大きく変更する前に、再起動、Windows Update、不要アプリの終了といった基本的な対策から試しましょう。
原因を一つずつ切り分ければ、必要な機能を残しながらPCを快適に使いやすくなります。

タスク マネージャーでウィジェット関連プロセスのメモリ使用量を検出する

ウィジェットが本当にメモリを多く使っているか調べるには、タスクマネージャーを利用します。
Ctrl+Shift+Escを押すか、スタート ボタンを右クリックして「タスク マネージャー」を開いてください。
「プロセス」タブで「メモリ」列を選択すると、メモリ使用量が大きい順にアプリやバックグラウンド プロセスを確認できます。
一覧では、Widgets.exe、Windows Web Experience Pack、Microsoft Edge WebView2関連プロセスなどを探します。
ただし、WebView2はウィジェット以外のアプリでも共有されることがあるため、名前だけでウィジェットが原因だと決めつけないことが大切です。
ウィジェットを開いているときと、タスクバーから非表示にして再起動した後で使用量を比べると、影響を判断しやすくなります。
異常に高いCPUやディスク使用率が続く場合は、該当プロセスだけでなく、Windows Updateや別アプリの動作も確認しましょう。

  • Ctrl+Shift+Escでタスクマネージャーを開く
  • 「プロセス」タブで「メモリ」を選択して並べ替える
  • Widgets.exeやWebView2関連プロセスを確認する
  • ウィジェット無効化の前後で使用量を比較する
  • CPU・ディスク・ネットワーク使用率も合わせて確認する

不要なスタートアップ アプリとバックグラウンド機能を見直す

PCの起動が遅い、ログイン直後からメモリ使用量が高いという場合は、ウィジェットよりもスタートアップ アプリの影響が大きいことがあります。
タスクマネージャーの「スタートアップ アプリ」では、Windows起動時に自動で立ち上がるアプリを確認できます。
使用していないチャットツール、ゲームランチャー、アップデーター、クラウド同期アプリなどは、必要性を確認したうえで無効にすると、起動直後の負荷を減らせる可能性があります。
ただし、セキュリティソフト、タッチパッドや音声などのデバイス用ユーティリティ、業務で必要な同期ソフトをむやみに無効にしてはいけません。
また、「設定 > アプリ」から不要になったアプリをアンインストールし、ブラウザーの不要な拡張機能や常時開いているタブを整理することも有効です。
一度に多くの項目を変更すると原因が分からなくなるため、変更は少しずつ行い、再起動後の動作を確認してください。

見直す対象 確認場所 注意点
自動起動アプリ タスクマネージャー>スタートアップ アプリ 業務・セキュリティ関連は無効化しない
不要なアプリ 設定>アプリ>インストールされているアプリ 必要なデータを確認してから削除する
ブラウザーの負荷 ブラウザーのタブ・拡張機能 多すぎるタブや拡張機能を整理する
ストレージ空き容量 設定>システム>ストレージ 更新用の空き領域を確保する

デバイス・Windowsの最新状態を保ち、改善しない場合は設定を戻す

ウィジェットを無効化しても不調が続くときは、Windows Update、デバイス ドライバー、Microsoft Storeアプリの更新状況を確認しましょう。
更新プログラムには、安定性やパフォーマンス、セキュリティに関する修正が含まれることがあり、古い状態のままでは不具合が解消しない場合があります。
「設定 > Windows Update」で更新を確認し、適用後は必ず再起動してください。
Wi-Fi、グラフィック、ストレージなどのドライバーは、PCメーカーまたはデバイスメーカーの公式サイトから、機種に対応したものを入手するのが安全です。
レジストリ変更やアプリ削除の後に不具合が出た場合は、無理に追加の設定変更を重ねず、作成したバックアップから戻す、復元ポイントを利用する、削除したパッケージをMicrosoft Storeから再インストールするといった復旧を検討します。
メモリ不足が恒常的に続くPCでは、不要アプリの整理に加え、メモリ増設が可能な機種か確認することも有効です。
ウィジェットの無効化は対策の一つとして捉え、実測値と体感を見ながら最適な状態に調整しましょう。

Windows

Posted by ほりえりお