デル Inspiron 14(5415)のレビュー
Dell(デル)のノートパソコン「Inspiron 14(5415)」を買ったのでレビューします。
スペック
CPU | Ryzen 7 5700U |
---|---|
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB SSD |
画面サイズ | 14インチ 非光沢 |
重さ | 1.4kg |
カラー | ピーチダスト |
バッテリー容量 | 54Wh |
生体認証 | 指紋認証 |
価格 | 9万2536円 (税込・送料含む) |
非常にコスパのいいノートPC
Ryzen7の最新モデル5700Uでメモリ16GB、ストレージSSD512GBでほぼ9万円。
同じスペックで例えばSurface8なら20万円越えが確実なのでその半額未満で買えるので非常に安いです。
Ryzen5のモデルなら7万円で買えるのでかなりコスパは高いです。
コンパクトながら実用性も高い
14インチは大きすぎずそれでいて文字が小さすぎて見えないということもないちょうどいいサイズです。
質量が1.4kgとモバイルノートに比べるとやや重いですが、落ち運ぶには苦にならない重さだと思います。
高級感のあるデザイン
私が選んだピーチダストは薄めのピンクで高級感があります。
プラチナシルバーも落ち着いた色合いだそうでMacbookに負けないデザインです。
トラックパットの枠にはダイヤモンドコーティングされていて中までこだわりを感じます。
指紋認証付き
指紋認証が付属します。
軽く触れるだけでスリープ解除やログインができるので非常に便利です。
ディスプレイ
パネルは「CYHFW 140CA」です。
非光沢液晶なので画面への映り込みは低めです。
視野角は広く、最大輝度は273cd/m2で一般の人が使う分には問題ない性能です。
色域は狭く、sRGBカバー率64.9%となっています。
イラストを描いたりデザイン系であればモニターに別途つなぐか別のPCの購入も考えるべきです。
キーボード
キーの大きさは横19mm、縦18mmでキーストロークが14mmと標準的です。
前モデルInspiron 14 5405までは右側のenterキーやbackspaceキーなどが細くなって打ちにくかったです。
このモデルInspiron 14 5415ではenterキーが大きくなりbackspaceキーやshiftキーも実用的な大きさに改善されました。
ただしpg upとpg dnがfnと同時押ししないといけなくなったので特にpage downキーを多用する人は注意です。
キーボードバックライトが搭載されていますがゲーミングパソコンのように色は変えられません。
おすすめモデル
CPU | Ryzen 5 5500U | Ryzen 7 5700U | Ryzen 7 5700U |
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メモリ | 8GB | 8GB | 16GB |
ストレージ | 256GB SSD | 512GB SSD | 512GB SSD |
価格 (税込・送料含む) |
7万5,632円 | 8万3,024円 | 9万0,064円 |
3つとも受注生産モデルで2021年10月12日時点ですべて20%クーポンを適用した価格です。
即納モデルの場合はこれより価格が若干上がりますがすぐ届きます。
コスパを考えるとRyzen7でメモリ16GB・ストレージSSD512GBが一番良さそうです。
Ryzen5モデルは若干値上がりしているのと2万5000円上乗せでCPUが一段階いいものになってメモリもストレージも増えるのでケチるのはもったいないです。
せっかくのRyzen7でメモリ8GBはもったいないのでこれも差額の7000円をケチると後悔しそうです。
PC性能
CPU
購入したモデルはRyzen 7 5700Uです。
8コア16スレッドなのでマルチコア性能は非常に高いですがシングルコア性能はそこまで高くありません。
大半のアプリはシングルコア性能が影響するのでよく比較されるcore i7-1165G7と体感的には変わらないとは思います。
マルチコア性能比較(参考値)
Ryzen 7 5700U | 7798 |
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core i7-1165G7 | 4720 |
シングルコア性能比較(参考値)
Ryzen 7 5700U | 1265 |
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core i7-1165G7 | 1447 |
グラフィック(GPU)
グラフィック性能はCPU内臓グラフィックとしては高めの性能です。
ただしゲームを遊ぶにはかなり性能不足なのとメモリがシングルチャネルだと大幅に落ちると思います。
グラフィック性能比較(Graphics score)
Ryzen 7 5700U | 14210 |
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core i7-1165G7 | 14247 |
メモリ
メモリはDDR4-3200が搭載で一般的な速さです。
なおシングルチャネル(8GB)モデルは1枚刺しなので速度が半分ぐらいに落ちます。
ちなみにシングルチャネル(8GB)モデルだと空きスロットが1つあるので増設もできなくはありませんが自己責任です。
ストレージ
ストレージはPCle-NVMe SSDが搭載で速度はかなり速いです。
外部端子
右側にはmicroSDカードスロット、USB3.2 Gen1 Type-A、イヤホンジャック。
左側にはHDMI 1.4b端子、USB3.2 Gen1 Type-A、USB3.2 Gen1 Type-C。
ディスプレイ上部にはWedカメラがあります。
Type-C
USB Type-CポートではPowerDeliveryとDisplayPort出力に対応しています。
ただしThunderbolt 3には対応していませんでした。
HDMI端子
HDMI1.4bなので4Kで表示した際はリフレッシュレートは30フレームになります。
また色の形式がYCbCr444とRGBにはなりません。
Type-Cで4K出力すると60フレーム、RGBになるので気になる人はType-Cケーブルは用意するべきです。
microSDカードスロット
microSDカードスロットは付いていますが速度は遅いです。
また刺したときに出っ張ります。
Webカメラ
Webカメラの解像度は720Pで普通です。
シャッターが搭載されていてレバーをスライドさせて隠すことができます。
IRカメラは非搭載なので顔認証には非対応です。
重さ
Inspiron 14(5415)本体の重量は約1.4kgです。
付属しているACアダプターは65Wで電源ケーブルを含めると約300gです。
バッテリー
バッテリー容量は54Whです。
バッテリー持続時間はRyzen7 5700U・メモリ16GBモデルで電源モード:高パフォーマンスで94%で残り11時間46分と記載されていました。
ただ実際に稼働できたのは8時間半から9時間程度です。
それでも一般的なノートパソコンよりかは長いほうです。
CPUによっては持続時間が異なります。
静音性
アイドル時はほぼ無音です。
アップデートしたり高負荷が掛かった時にファンが回り出しエアコンぐらいの音がします。
外観
外側はピンク色ですが中のキーボード側はやや暗めの色で紫に近い色です。
ディスプレイを開いた際にキーボードの奥側を持ち上げて傾斜がつく構造になっていてタイピングがしやすいです。
排気口がキーボードの奥側にあり液晶を痛めそうですが熱が当たるのは画面下のベゼルなので問題ないです。
スピーカーは背面に2Wのステレオスピーカーがあります。
まとめ
Ryzen7でメモリ16GB・SSD512GBで約9万円。Ryzen5なら7万円台とコスパは非常に高いです。
前モデルからenterキーなどの大きさが改善されタイピングがしやすくなりました。
バッテリー容量が大きいので外出先でもACアダプターなしで長時間作業できます。
ただしディスプレイの色域がよくないのでデザイン関係の作業をするのであれば別のPCがよさそうです。
Ryzen5でメモリ16GBにできないのが痛いです。
これから出荷されるのはWindows 11ですが今のところRyzenは性能が落ちるそうなので心配であればインテルモデルを選ぶのもよさそうです。