Windowsのユーザー切り替えが表示されない?原因別に今すぐ解決

Windowsのユーザー切り替えが表示されず、家族用や仕事用のアカウントへ移れないと困っている方に向けた記事です。
Windows 11・Windows 10で切り替えメニューが見当たらない原因を、アカウント数、サインイン状態、設定、システム不具合に分けて解説します。
スタートメニュー、Ctrl+Alt+Delete、ロック画面から切り替える方法に加え、ユーザー追加、管理者向け設定、修復手順、削除時の注意点まで順に確認できます。
共有PCを安全かつ快適に使うために、画面の状態に合った対処を試してください。

Contents

Windowsのユーザー切り替えが表示されないときに最初に確認すること

ユーザー切り替えが見つからない場合は、故障や深刻な不具合と決めつけず、まず表示している画面とアカウントの状態を確認します。
Windowsでは、サインイン画面、ロック画面、デスクトップのスタートメニューで表示内容が異なります。
また、PCに利用可能なアカウントが1つしかない場合、切り替え先がないためメニューに候補が表示されないことがあります。
以下の基本確認を順番に行うと、不要な設定変更やレジストリ操作を避けながら原因を絞り込めます。

ログイン画面・ロック画面にユーザーのアイコンや切り替えボタンが表示されない場合

サインイン画面やロック画面では、通常、画面左下に利用できるユーザーアカウントが表示されます。
表示中の1人だけでなく別のアカウントでログインしたいときは、左下のユーザー名やアイコンを選び、候補があるか確認してください。
候補が出ない場合は、そのアカウントがPCに追加されていない、無効化されている、または最後の利用状況などにより一覧に出ていない可能性があります。
「その他のユーザー」が表示される場合は選択し、対象アカウントのユーザー名とパスワードを入力してサインインできるか試します。
会社や学校の管理PCでは、組織のポリシーによってユーザー名の表示が制限されることもあります。

Windows11とWindows10で画面表示を確認する方法

Windows 11では、スタートを開くと下部に現在サインイン中のユーザー名またはアカウントアイコンが表示されます。
ここを選ぶと、追加済みアカウントやサインアウト関連の操作を確認できます。
Windows 10でも基本的な場所は同様で、スタートメニュー左側のユーザーアイコンを選択して切り替え候補を確認します。
ただし、Windowsのバージョン、画面サイズ、組織による設定によって、アイコンの位置や表示名は少し異なります。
見つからないときはスタートメニューを広げるだけでなく、Ctrl+Alt+Deleteの画面とロック画面も確認することが重要です。

確認場所 Windows 11 Windows 10 主な確認内容
スタートメニュー 下部のユーザー名・アイコン 左側のユーザーアイコン 切り替え先の候補があるか
Ctrl+Alt+Delete ユーザーの切り替え ユーザーの切り替え メニュー自体が表示されるか
ロック画面 左下のユーザー一覧 左下のユーザー一覧 別アカウントを選べるか

パソコンを再起動し、サインイン済みのユーザーがいるか確認する

一時的な表示不良や更新直後の不安定な状態なら、PCを再起動するだけでユーザー切り替えが戻る場合があります。
再起動は、スタートメニューの電源から「再起動」を選んで実行してください。
電源ボタン長押しによる強制終了は、保存していないデータの消失や更新失敗につながるため、通常は避けます。
再起動後は、最初のサインイン画面で複数のユーザーが出るか、いったんサインインしてからスタートメニューに候補が出るかを見ます。
なお、高速ユーザー切り替えでは、前の利用者がサインアウトせずにログイン状態を保持します。
共有PCでは、他のユーザーがサインイン中かどうかも切り替え可否や動作の重さに影響します。

  • 通常の「再起動」を実行する
  • 再起動後のサインイン画面左下を確認する
  • スタートメニューのアカウントアイコンを確認する
  • 他の利用者がサインアウトせず残っていないか確認する
  • Windows Updateの保留通知がないか確認する

Windowsでユーザー切り替えができない主な原因

Windowsでユーザーを切り替えられない原因は、大きくアカウント構成、サインイン状態と機能設定、Windows自体の表示・システム問題に分類できます。
最も多いのは、切り替え先となるアカウントが実際には存在しない、またはPCで一度もサインインしていないケースです。
そのほか、組織のセキュリティポリシー、高速ユーザー切り替えを隠す設定、更新プログラムの適用途中などが関係することもあります。
原因に合わない操作をすると設定を複雑にするため、次の項目を確認してから対処法を選びましょう。

ユーザーアカウントが1つだけで、複数ユーザーを選択できない

ユーザー切り替えは、同じPC内に2つ以上の利用可能なアカウントがあることが前提です。
設定の「アカウント」から「家族とその他のユーザー」を開き、現在のPCに自分以外のアカウントが追加されているか確認してください。
MicrosoftアカウントをWeb上で複数持っていても、そのアカウントがWindowsのユーザーとしてPCへ追加されていなければ、切り替え候補には出ません。
また、メールアドレスを追加しただけではWindowsユーザーの追加にならない点にも注意が必要です。
家族や同僚とPCを使い分けるなら、利用者ごとにMicrosoftアカウントまたはローカルアカウントを作成します。
アカウントを追加後に一度サインインすると、切り替え画面に表示されやすくなります。

高速ユーザー切り替えの設定、ロック、サインアウト状態が原因の場合

高速ユーザー切り替えとは、現在の利用者がサインアウトせずに画面をロックし、別の利用者が同じPCへサインインできる機能です。
この機能がポリシー設定で非表示になっていると、スタートメニューやCtrl+Alt+Deleteに「ユーザーの切り替え」が出ないことがあります。
特にWindows Pro、Enterprise、学校や会社の管理端末では、管理者がセキュリティやメモリ使用量を考慮して制限している場合があります。
また、現在のユーザーがロック中なのか、完全にサインアウト済みなのかで、次に表示される画面も変わります。
切り替えが不要で作業を終えるだけならサインアウトを選ぶ方法もありますが、実行中のアプリや未保存ファイルは閉じられるため注意してください。

更新プログラムやシステムファイルの問題でWindowsの表示が変わった場合

Windows Updateの直後や更新の失敗後には、スタートメニュー、サインイン画面、アカウント関連の表示が一時的に不安定になることがあります。
更新の再起動待ちを放置している場合もあるため、「設定」からWindows Updateを開き、保留中の更新や再起動の案内がないか確認します。
さらに、システムファイルの破損、ユーザープロファイルの不具合、外部の最適化ソフトによる設定変更が原因になるケースもあります。
この場合は、更新適用、再起動、SFCやDISMによる修復、新規アカウントでの動作確認を段階的に行います。
いきなりレジストリを変更するとログイン不能などのリスクがあるため、まず安全性の高い手順から試すことが大切です。

ユーザー切り替えを表示する3つの方法

ユーザー切り替えがスタートメニューに見当たらない場合でも、Windowsには複数の切り替え経路があります。
最初にスタートメニューのアカウントアイコンを確認し、表示されないときはCtrl+Alt+Delete、さらにロック画面の順で試すと効率的です。
どの方法でも候補が出ないなら、アカウントが未追加、無効、または組織の設定による制限である可能性が高まります。
切り替え後も前のユーザーのアプリは動作を続けるため、共有PCでは作業中のユーザーがいることを意識し、必要に応じてサインアウトを選択してください。

スタートメニューからアカウントを選択して切り替え操作を行う

Windows 11では、画面下のスタートボタンを選択し、スタートメニュー下部にある現在のユーザー名またはユーザーアイコンをクリックします。
表示された候補に切り替えたいアカウントがあれば、その名前を選択してください。
Windows 10では、スタートメニュー左側にある人型のユーザーアイコンを選択すると、同様にアカウント候補を確認できます。
選択後はロック画面またはサインイン画面へ移動するため、対象ユーザーのパスワード、PIN、Windows Helloなどで認証します。
候補一覧には、PCへ追加済みで利用可能なユーザーだけが表示されます。
表示されないアカウントを使いたい場合は、設定からユーザーを追加するか、ロック画面の「その他のユーザー」を確認しましょう。

  • スタートボタンを選択する
  • 現在のユーザー名またはユーザーアイコンを選択する
  • 一覧から切り替え先のアカウントを選択する
  • パスワード、PIN、Windows Helloでサインインする

Ctrl+Alt+Deleteの画面からユーザー切り替えを実行する

スタートメニューの表示に問題があるときは、キーボードでCtrlキー、Altキー、Deleteキーを同時に押す方法が便利です。
青色または簡易メニューの画面が表示されたら、「ユーザーの切り替え」を選択します。
その後、サインイン画面で利用したいユーザーを選び、認証情報を入力してログインします。
この操作は現在のユーザーを即座にサインアウトさせるものではないため、開いているアプリやファイルは原則としてそのまま残ります。
ただし、複数ユーザーが同時にサインインするとメモリやCPUを使用し、PCの動作が重くなることがあります。
「ユーザーの切り替え」がこの画面にも表示されない場合は、高速ユーザー切り替えの制限、アカウント構成、管理ポリシーを確認する段階です。

ロック画面とログイン画面から別のユーザーでサインインする

Windowsキー+Lキーを同時に押すと、現在のユーザーをロックしてロック画面へ移動できます。
画面をクリックするかEnterキーを押してサインイン画面を開き、左下に表示されるユーザー一覧から別のアカウントを選択します。
一覧に目的の名前がない場合は、「その他のユーザー」があれば選択し、ユーザー名とパスワードを直接入力してください。
この方法は、デスクトップを他人に見せずに席を離れるときにも有効です。
ただし、ロックはサインアウトとは異なり、前の利用者のセッションを終了しません。
共有PCの空き容量や動作速度に余裕がない場合、利用を終えたユーザーは保存後にサインアウトする運用にすると、トラブルやリソース不足を抑えられます。

Windows 11・Windows 10でユーザーを追加・作成する手順

切り替え先のアカウントが存在しない場合は、Windowsの設定から新しいユーザーを追加します。
Windows 11とWindows 10では表記や画面構成に多少の違いがありますが、基本的には「設定」から「アカウント」を開き、「家族とその他のユーザー」または「家族と他のユーザー」を選択します。
個人のMicrosoftアカウントを追加する方法と、PC内だけで使うローカルアカウントを作る方法があるため、利用者や用途に合わせて選びましょう。
追加作業には管理者アカウントでの操作が必要になることがあります。

設定からMicrosoftアカウントのユーザーを追加する方法

Microsoftアカウントを使うと、OneDrive、Microsoft Store、設定の同期などを利用者ごとに分けて管理しやすくなります。
Windows 11では「設定」から「アカウント」、「家族とその他のユーザー」の順に開き、「アカウントの追加」を選択してください。
Windows 10では「設定」、「アカウント」、「家族とその他のユーザー」から「このPCに他のユーザーを追加」を選びます。
表示された画面で、追加する本人のMicrosoftアカウントのメールアドレスまたは電話番号を入力します。
本人がまだアカウントを持っていなければ、その画面から新規作成も可能です。
追加後は一度対象アカウントでサインインし、初期設定を完了すると、以後はスタートメニューやロック画面から切り替えられます。

ローカルアカウントを作成してPCを家族で使い分ける方法

ローカルアカウントは、原則としてそのPC内で利用するアカウントです。
メールアドレスを使いたくない場合、子ども用や一時利用者用のアカウントを作りたい場合、オンラインサービスとの同期を分けたい場合に適しています。
ユーザー追加画面でMicrosoftアカウントの入力を求められたら、「このユーザーのサインイン情報がありません」を選択します。
続いて「Microsoftアカウントを持たないユーザーを追加する」を選ぶと、ユーザー名、パスワード、パスワードのヒントを入力できます。
パスワードは推測されにくいものを設定し、ヒントに答えそのものを書かないよう注意してください。
作成後は新しいアカウントでサインインし、必要なアプリ、保存先、利用制限を個別に設定すると、家族間のデータ混在を防げます。

項目 Microsoftアカウント ローカルアカウント
主な用途 個人設定やクラウドサービスを同期したい場合 PC内で限定して利用したい場合
サインイン情報 メールアドレスや電話番号など PCごとのユーザー名とパスワード
OneDriveなどとの連携 連携しやすい 個別にサインイン設定が必要
向いている利用者 本人所有のPCを使う利用者 家族用、子ども用、一時利用者

ユーザーの種類を標準ユーザーまたは管理者に変更する方法

追加したユーザーは通常「標準ユーザー」として作成されます。
標準ユーザーは日常的な作業、Web閲覧、アプリ利用、個人ファイルの管理を行えますが、他ユーザーへの影響が大きい設定変更やソフトのインストールには管理者の承認が必要です。
管理者へ変更するには、管理者アカウントで「設定」、「アカウント」、「家族とその他のユーザー」を開き、対象ユーザーを選択して「アカウントの種類の変更」を選びます。
種類を「管理者」にして確定すると、次回以降の操作に権限が反映されます。
ただし、管理者権限はシステム設定の変更やアプリ導入を可能にする強い権限です。
家族や子ども用、業務上の一般利用者用には標準ユーザーを基本とし、必要な人だけを管理者にしてください。

管理者向け:ユーザー切り替えを有効化する設定

ユーザーアカウントを追加済みにもかかわらず切り替え候補が表示されないときは、管理者権限でアカウントの有効状態やポリシー設定を確認します。
特に会社や学校で使うPC、Windows ProやEnterpriseでは、ローカルグループポリシーによって高速ユーザー切り替えが非表示になっていることがあります。
ただし、組織が管理する端末では、利用者自身が設定を変更するとセキュリティ規則に反する可能性があります。
まずは社内の情報システム部門や管理者へ相談し、変更が許可されているPCだけで操作してください。
設定変更前には復元ポイントや重要データのバックアップを作成しておくと安心です。

ユーザーアカウントの管理画面で無効なアカウントを確認する

追加したはずのユーザーがサインイン画面に出ない場合、そのアカウントが無効になっていないか確認します。
Windows Proなどでは、スタートボタンを右クリックして「コンピューターの管理」を開き、「ローカル ユーザーとグループ」、「ユーザー」の順に進むと、ローカルアカウントの一覧を確認できます。
対象ユーザーをダブルクリックし、「アカウントを無効にする」にチェックが入っていれば、管理方針に問題がないことを確認したうえでチェックを外します。
変更後はPCを再起動するかサインアウトし、ロック画面またはスタートメニューに対象アカウントが表示されるか確かめてください。
なお、Windows Homeでは「ローカル ユーザーとグループ」が利用できないことがあります。
その場合は設定のアカウント画面で追加状況を確認し、必要に応じて管理者アカウントから作り直します。

ローカルグループポリシーで高速ユーザー切り替えを非表示にする設定を解除する

Windows Pro、Enterprise、Educationでは、ローカルグループポリシーエディターで高速ユーザー切り替えの表示を管理できます。
Windowsキー+Rキーを押して「gpedit.msc」と入力し、「コンピューターの構成」、「管理用テンプレート」、「システム」、「ログオン」の順に開きます。
「高速ユーザー切り替えのエントリ ポイントを非表示にする」という設定を探してください。
この項目が「有効」になっていると、ユーザー切り替えの入口が隠されます。
自分で管理するPCで切り替えを利用したい場合は、「未構成」または「無効」に変更し、適用後に再起動またはサインアウトを実行します。
Windows Homeでは通常このエディターを標準利用できないため、無理に追加ツールを導入するより、アカウント数やWindows Updateの状態を先に見直すほうが安全です。

レジストリ操作で解決を試す前に知るべきアクセス権限と注意点

レジストリはWindowsの重要な設定情報を保存しているため、誤った編集はサインイン不良、アプリの起動障害、最悪の場合はWindowsが正常起動しない原因になります。
インターネット上の手順をそのまま実行するのではなく、まずWindowsのエディション、管理ポリシー、アカウントの有効状態を確認してください。
編集が必要な場合でも、管理者権限でレジストリエディターを起動し、変更対象のキーをエクスポートしてバックアップを作成してから進めます。
高速ユーザー切り替えに関係する値があっても、組織の設定管理によって再度上書きされることがあります。
管理PCでは利用者がレジストリを変更せず、担当管理者へ依頼するのが原則です。
個人PCで復旧できない、またはログイン画面に入れない場合は、無理に編集を続けず、回復環境やメーカー・Microsoftのサポートを利用してください。

表示されない問題を解決するWindowsの修復手順

設定やアカウント構成に問題がないのにユーザー切り替えが表示されない場合は、Windowsの更新状況やシステムファイルを確認します。
修復は、Windows Update、再起動、SFC、DISM、新しいユーザーアカウントでの検証という順番で進めると原因を追いやすくなります。
コマンド操作は管理者権限が必要で、処理中にPCを終了すると問題が悪化することがあります。
ノートPCはACアダプターに接続し、作業前に開いているファイルを保存してください。
業務用PCでは管理者の指示に従い、重要なデータや暗号化設定への影響を確認したうえで実行しましょう。

Windows Updateを適用し、再起動後にユーザー切り替えを確認する

Windows Updateには、セキュリティ更新だけでなく、サインイン画面やスタートメニューなどの不具合を修正する更新が含まれることがあります。
Windows 11では「設定」、「Windows Update」を開き、「更新プログラムのチェック」を選択します。
Windows 10でも「設定」、「更新とセキュリティ」、「Windows Update」から同様に確認できます。
利用可能な更新をインストールし、「再起動が必要です」と表示されたら、作業中のデータを保存して通常の再起動を実行してください。
再起動後は、スタートメニュー、Ctrl+Alt+Delete、ロック画面の3か所でユーザー切り替えを確認します。
更新直後に不具合が始まった場合は、更新履歴を記録し、組織の管理者やサポート窓口へ伝えると調査が進みやすくなります。

SFCとDISMでシステムファイルを修復して画面の問題を解決する

Windowsの標準機能であるSFCとDISMは、破損または欠損したシステムファイルやWindowsイメージを検査・修復するためのコマンドです。
まず、スタートで「cmd」と検索し、「コマンド プロンプト」を右クリックして「管理者として実行」を選びます。
次に「sfc /scannow」を入力してEnterキーを押し、検査が完了するまで待ちます。
問題が解決しない場合は、管理者として起動したコマンド画面で「DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth」を実行してください。
処理には時間がかかり、ネットワーク接続が必要になる場合があります。
終了後にPCを再起動し、ユーザー切り替えの表示を確認します。
コマンド入力のスペルや空白が異なると実行できないため、正確に入力することが重要です。

  • 管理者としてコマンド プロンプトまたはターミナルを起動する
  • 「sfc /scannow」を実行して完了まで待つ
  • 必要に応じて「DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth」を実行する
  • 処理終了後に通常の再起動を行う
  • 3つの切り替え画面で表示を再確認する

新しいユーザーアカウントで正常に表示されるか検証する

現在使っているアカウントだけでユーザー切り替えが表示されない場合は、ユーザープロファイルの破損や設定不整合が起きている可能性があります。
管理者アカウントから新しいローカルアカウントまたはMicrosoftアカウントを追加し、その新規アカウントでサインインして表示を確認してください。
新しいアカウントで正常に切り替えできるなら、Windows全体よりも元のプロファイル固有の問題である可能性が高いと判断できます。
この場合は、元のアカウントのドキュメント、デスクトップ、画像、ブラウザーのデータなどをバックアップし、新しいアカウントへ必要なデータを移行します。
アプリの設定やメールデータには個別の移行手順が必要な場合があるため、元アカウントをすぐ削除しないでください。
十分に動作確認してから、不要になったプロファイルを整理しましょう。

アカウントの削除・管理で失敗しないための注意点

ユーザー切り替えの問題を解決する過程で、不要なアカウントの削除や作り直しを検討することがあります。
しかし、Windowsでアカウントを削除すると、そのユーザーのデスクトップ、ダウンロード、ドキュメントなどに保存されたローカルデータも削除対象になるため注意が必要です。
共有PCでは、誰のアカウントか、どのデータが必要か、管理者が誰かを確認してから操作してください。
Microsoftアカウントとローカルアカウントの性質も理解し、利用者ごとに適切な権限を割り当てることが、切り替えトラブルと情報漏えいの予防につながります。

不要なアカウントを削除する前にファイルとデータを保存する

アカウントを削除する前に、対象ユーザーでサインインし、必要なデータを外付けドライブ、社内の指定保存先、OneDriveなどへバックアップします。
特に確認したい場所は、デスクトップ、ドキュメント、ダウンロード、ピクチャ、ビデオ、ブラウザーのブックマーク、メールアプリのデータです。
アプリによっては、設定ファイルやゲームデータがユーザープロファイル内の隠しフォルダーに保存されていることもあります。
削除は「設定」のアカウント管理画面から対象ユーザーを選択して行えますが、削除前に別の管理者アカウントでログインできることを必ず確認してください。
唯一の管理者アカウントを削除または無効化すると、設定変更ができなくなるおそれがあります。
削除後に必要なデータがないか数日確認できるよう、バックアップはすぐ消さず保管しましょう。

Microsoftアカウントとローカルアカウントの違い、用途別の選び方

Microsoftアカウントは、Windowsへのサインインにオンラインのアカウント情報を使用する方式です。
OneDrive、Microsoft Store、Microsoft 365、設定同期などと連携しやすく、個人で複数端末を利用する場合に便利です。
一方、ローカルアカウントはPCごとに作るアカウントで、オンラインサービスとの連携を最小限にして利用できます。
家族共用PCの一時利用者、ネット接続を前提にしない端末、用途を限定したアカウントではローカルアカウントが選択肢になります。
ただし、どちらの方式でもパスワードやPINの管理、管理者権限の付与には注意が必要です。
本人が使うメインアカウントにはMicrosoftアカウント、他の利用者には標準権限のローカルアカウントというように、用途で分けると管理しやすくなります。

複数ユーザーでPCを使う際に便利なプライバシーとセキュリティの設定

複数人で1台のPCを使うなら、利用者ごとに必ず別のアカウントを作成し、同じパスワードを共有しないことが基本です。
アカウントを分けることで、デスクトップ、ブラウザー履歴、保存ファイル、アプリ設定を原則として個別に管理できます。
日常利用者には標準ユーザーを割り当て、アプリのインストールやシステム設定を行う人だけを管理者にすると、誤操作や不要なソフト導入を防ぎやすくなります。
席を離れる際はWindowsキー+Lキーで画面をロックし、共有PCでもロックせず放置しない習慣をつけてください。
さらに、Windows Update、Microsoft Defender、ディスク暗号化の利用状況を定期的に見直すと、アカウント切り替えを安全に運用できます。
子どもが使う場合は、Microsoft Familyの機能による利用時間やコンテンツの管理も検討しましょう。

Windowsのユーザー切り替えに関するよくある質問と回答

最後に、Windowsのユーザー切り替えでよくある疑問を整理します。
切り替えとサインアウトの違い、認証方法でログインできない場合、ユーザー名が画面に出ない場合を理解すると、状況に応じた操作を選べます。
パスワードやPINの問題は、アカウント設定そのものではなく認証情報の入力違い、ネットワーク、Windows Helloの認識不良が原因のこともあります。
何度も失敗する場合は、推測で操作を繰り返すより、正しいアカウント名、権限、管理元を確認してから対処しましょう。

ユーザー切り替えとサインアウトは何が違い、どちらを選ぶべき?

ユーザー切り替えは、現在の利用者をサインアウトさせずに、別のユーザーが同じPCへサインインする操作です。
前の利用者が開いていたアプリや作業内容はメモリ上に残るため、短時間で元の作業へ戻れる利点があります。
一方、サインアウトは現在のユーザーのセッションを終了し、開いているアプリを閉じる操作です。
PCの動作が重いとき、利用を完全に終えるとき、共有PCのリソースを空けたいときは、保存してからサインアウトを選びます。
席を少し離れるだけなら、Windowsキー+Lキーでロックする方法が適しています。
未保存のファイルがある状態でサインアウトすると内容を失うおそれがあるため、どの方法を選ぶ場合も保存を先に行ってください。

パスワード・PIN・Windows Helloでサインインできないときの対処法

サインインできないときは、まず選択しているユーザーが正しいか、キーボードのCaps Lockや入力言語が意図どおりかを確認します。
PINはMicrosoftアカウントのパスワードとは別に設定されていることがあるため、サインイン画面の「サインイン オプション」からパスワード認証へ切り替えて試すこともできます。
Windows Helloの顔認証や指紋認証が失敗する場合は、PINでの認証を試し、サインイン後にカメラ、指紋センサー、設定を確認します。
Microsoftアカウントのパスワードを変更した直後は、ネットワーク接続が必要になる場合があります。
何度も誤入力すると一時的に認証が制限される可能性があるため、情報が不明な場合はMicrosoftの公式アカウント回復手順を利用してください。
会社や学校のアカウントは、組織の管理者へ問い合わせるのが確実です。

ユーザー名やアカウント名が表示されない場合の確認方法と問い合わせ先

ユーザー名やアカウント名が表示されない場合は、まずロック画面左下にあるユーザー一覧と「その他のユーザー」を確認します。
「その他のユーザー」では、組織から指定されたユーザー名、PC名を含む形式のアカウント名、またはMicrosoftアカウントのメールアドレスでサインインを求められることがあります。
個人PCなら、管理者アカウントで「設定」、「アカウント」、「家族とその他のユーザー」を開き、対象アカウントが追加されているか、有効かを確認してください。
会社・学校PCでは、表示名を隠すポリシーやドメイン管理が原因のことがあります。
この場合は、PCの資産番号、発生日時、表示されない画面、試した操作を記録し、情報システム部門や端末管理者へ連絡するとスムーズです。
個人向けのWindowsで復旧が難しい場合は、PCメーカーまたはMicrosoftの公式サポート窓口へ相談してください。

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Posted by ほりえりお