英文解釈が終わったら次は何を勉強すべきか?

2024年3月31日

英文解釈は、英語長文読解の基礎となる重要なスキルです。英文構造を正確に理解し、日本語に正しく変換できるようになることで、長文読解の速度と正確性を向上させることができます。

しかし、英文解釈をマスターすれば、英語長文読解ができるようになるとは限りません。英文解釈はあくまでも基礎であり、長文読解には他にも必要なスキルがあります。

この記事では、英文解釈が終わったら、次は何を勉強すべきなのかについて紹介します。

Contents

英文解釈と長文読解の違い

英文解釈と長文読解(英文読解)は、密接な関係がありますが、異なる能力が求められます。英文解釈は、個々の英文を正確に理解することに重点を置いています。一方、長文読解は、複数の英文を有機的に繋ぎ、全体の意味を把握することに重点を置いています。

英文解釈と英文読解の違いについては英文解釈と英文読解の違いとは?を参考に。

英文解釈が得意でも、長文読解が苦手な人は少なくありません。その理由は、長文読解には、英文解釈に加えて、以下の能力が必要だからです。

前後の文脈から、単語や文の意味を推測する力。

豊富な語彙力を持っていることで、未知の単語の意味を推測しやすくなる。

速読力がないと、時間内に長文を全て読むことができない。

筆者の論理展開を理解し、全体像を把握する力。

英文解釈をマスターした後は、長文読解力を向上させるために、以下の勉強法をおすすめします。

英文解釈が一通り終わったら、今一度英文法と英単語・英熟語の復習をしましょう。

英文解釈を通して、英文法の知識をある程度理解していると思います。しかし、長文読解では、より複雑な英文法が使われることがあります。そのため、英文解釈で学んだ英文法の知識をさらに定着させる必要があります。

英文法の参考書を使って、体系的に復習しましょう。また、英文法の問題集を解くことで、知識の定着度を確認することができます。

長文読解では、知らない単語に出くわすことが頻繁に起こります。知らない単語が多いと、文章全体の意味を理解することが難しくなります。

そのため、日頃から語彙力を強化することが重要です。単語帳を使って、毎日コツコツと単語を覚えましょう。また、英文を読んだり、聞いたりすることで、自然な形で語彙力を増やすこともできます。

英文解釈と英文法の知識を定着させ、語彙力を強化したら、次は長文読解の練習をしましょう。

最初は、易しいレベルの英文から始めて、徐々にレベルを上げていくようにしましょう。また、時間制限を設けて読むことで、読解速度を向上させることができます。

その上で鍛えたいのが速読力と精読力です。

長文読解では、制限時間内に問題を解く必要があります。そのため、速読力は必須です。速読力を鍛えるには、以下の方法が有効です。

音読	英文を声に出して読むことで、英語のリズムや構文に慣れることができます。
シャドーイング	音声に合わせて英文を影のように読み、発音やイントネーションを真似します。
スキミング	重要な情報を素早く見つけるために、英文全体をざっと読みます。
スキャニング	特定の情報を探すために、英文を素早く読みます。

精読力とは、文法構造や語彙を正確に理解し、詳細な情報を読み取る力です。精読力を鍛えるには、以下の方法が有効です。