英作文のアウトラインの書き方
英語の学習において、特に苦手意識を持つ人が多いのが「英作文」ではないでしょうか。何を書いていいのか分からない、論理的に文章がまとまらない、と悩んだ経験を持つ人は多いはずです。
そこで今回は、英作文で迷わないためのアウトラインの書き方について、具体例を交えて解説します。
アウトラインとは
アウトラインとは、文章の骨格となる部分を書き出したものです。具体的には、
- 序論:テーマと主張を簡潔に述べる
- 本論:主張を裏付ける根拠や例を複数のパラグラフに分けて記述する
- 結論:全体の要約と、読者に何を伝えたいかを明確にする
といったように、文章全体の構成を整理したものです。
アウトラインの書き方
では、具体的なアウトラインの書き方について説明します。
テーマを明確にする
まず、英作文のテーマを明確にすることから始めましょう。テーマが定まれば、そのテーマについて何を伝えたいのか、どのような論理展開をすれば良いのかが見えてきます。
構成を考える
テーマが決まったら、英作文の構成を考えます。一般的には、序論、本論、結論の三部構成となります。
- 序論:テーマの紹介と、英作文で何を伝えたいのかを簡潔に述べます
- 本論:テーマをいくつかの論点に分け、それぞれについて具体例を交えて説明します
- 結論:本論で述べた内容をまとめ、テーマに対する自分の考えを述べます
各段落のトピックを決める
本論では、各段落でどのような内容を説明するのか、トピックを決めます。トピックは、序論で述べた論点に基づいて決めましょう。
各トピックの根拠をまとめる
各トピックについて、どのような根拠に基づいて説明するのかをまとめます。根拠としては、統計データ、事例、専門家の意見などが挙げられます。
アウトラインを書く
各パートの内容を簡潔に書き出します。具体的には、
- 序論:テーマ、主張
- 本論:根拠1、例1、根拠2、例2、…
- 結論:主張の要約、読者に伝えたいメッセージ
のように書き出します。
アウトラインの書き方の具体例
テーマ:ソーシャルメディアは人々を孤独にするか?
主張:ソーシャルメディアは、人々を孤独にする可能性がある。
根拠1:ソーシャルメディアは、人と人との直接的な交流を減らす。
- 例:実際に会って話すよりも、SNSでコミュニケーションを取る人が増えている。
- 例:SNSで知り合った人と実際に会うことは少ない。
根拠2:ソーシャルメディアは、他人との比較を促進する。
- 例:SNS上では、人々は自分の幸せな姿ばかりを投稿する。
- 例:SNSを見て、自分は他人よりも劣っていると感じてしまう人がいる。
結論:ソーシャルメディアは、使い方を間違えると、人々を孤独にする可能性がある。しかし、上手に使うことで、人とつながるツールとしても活用できる。
アウトラインを書く際のポイント
トランジションを活用する
段落と段落をスムーズに繋ぐために、「in addition to(~に加えて)」などのトランジションと呼ばれる接続詞を活用しましょう。
トランジションを使うことで、文章全体の論理的な流れをより明確にすることができます。
論拠を明確にする
自分の意見を述べる際には、論拠を明確にすることが重要です。
論拠として、統計データや専門家の意見などを引用すると、説得力のある文章になります。
見直しを怠らない
アウトラインが完成したら、必ず見直しを行いましょう。
論理的な流れに誤りがないか、スペルミスや文法ミスはないかなどを確認します。
まとめ
英作文は、アウトラインを活用することで、論理的に分かりやすく、説得力のある文章を書くことができます。ぜひ、次回の英作文の際には、アウトラインを活用してみてください。