「【改訂版】小学校6年間の算数が1冊でしっかりわかる本」レビュー

「【改訂版】小学校6年間の算数が1冊でしっかりわかる本」のレビューをします。

目次

題名
PART1 整数の計算
PART2 小数の計算
PART3 約数と倍数
PART4 分数の計算
PART5 平面図形
PART6 空間図形
PART7 単位量あたりの大きさ
PART8 速さ
PART9 割合
PART10
PART11 比例と反比例
PART12 場合の数
PART13 データの調べ方

各章の概要

PART1:整数の計算

整数の足し算・引き算・掛け算・割り算を学びます。

PART2:小数の計算

小数の足し算・引き算・掛け算・割り算を学びます。

PART3:約数と倍数

約数と倍数、最大公約数と最小公倍数とは何かや求め方を学びます。

PART4:分数の計算

分数の足し算・引き算・掛け算・割り算を学びます。

PART5:平面図形

いろいろな三角形や四角形、円の性質や面積の求め方を学びます。

PART6:空間図形

いろいろな立体の性質や体積、容積の求め方を学びます。

PART7:単位量あたりの大きさ

人口密度に代表される1kmあたり~人といった単位量あたりの大きさの求め方や計算を学びます。

PART8:速さ

速さの3公式とその使い方を学びます。

PART9:割合

割合の3公式とその使い方を学びます。

PART10:比

比の表し方や計算を学びます。

比例式(中学1年生の内容)も学びます。

PART11:比例と反比例

比例と反比例とは何かや式の表し方などを学びます。

比例と反比例のグラフの書き方を学びます。

PART12:場合の数

樹形図を書いて場合の数を求めたり、並べ方と組み合わせの違いと求め方を学びます。

PART13:データの調べ方

平均値や最頻値、中央値などの代表値、度数分布表やドットプロット、ヒストグラフの表し方を学びます。

「【改訂版】小学校6年間の算数が1冊でしっかりわかる本」の対象読者

小学校の算数をやり直したい小学生、中学生、高校生や大人向け。

1+1などの超基本は省かれているのでまだ学んでいない小学生にはややきつい。

すでに算数を学び終えて復習したい人に向いています。

良かった点

小学校6年間の算数がコンパクト

小学校とはいえ6年間なので算数は習うことが多いです。

その算数を130ページぐらいにまとめられているので短時間で読めます。

1単元が2ページずつで区切りやすい

この本は1単元はすべて2ページずつで構成されています。

そのため5~15分ぐらいでキリ良く終わらせられるので時間のない人も気軽に読めます。

教科書にはないテクニックも掲載

公式をただ覚えようとするのではなくなぜそうなるのかをちゃんと説明しているところがいいところ。

速さや割合の3公式では著者独自の公式の求め方を掲載。

練習問題が歯ごたえがある

例題に比べると練習問題は数字を難しくしたりひっかけ問題もあります。

公式をただ当てはめるだけではないので実力が付きます。

データの調べ方も掲載

2020年の新学習指導要領で追加されたデータの調べ方も載っています。

小学生にはやや難しいですが内容量は少ないので頑張れば理解できる内容です。

良くなかった点

基本中の基本は省かれているので小学生にはきつい

上にも書いた通り1+1などの基本中の基本は書いていなくてできる前提から始まっています。

なので習っていなかったり習ったばかりの小学生には難しいと思います。

すでに習った中学生以降の学生や大人にはちょうどよい内容です。

問題数が少ない

講義中心なので問題数は少なめです。

ざっくりとした復習なら問題ない量ですが、現役の小学生だと別途問題集がないと練習不足だと思います。

比例式はやや難しい

この本では発展として比例式も載っています。

比例式は中学1年生の学習内容なのでこの本を読む人にはやや難しい内容かもしれません。

本文中には役に立つ内容なので掲載したと書かれていますが難しいと思ったら飛ばして良さそうです。

まとめ

「【改訂版】小学校6年間の算数が1冊でしっかりわかる本」は算数を短時間で復習したい人には最適です。

1単元2ページずつなので5~15分ぐらいでサクッと終わるので隙間時間でも読めます。

プログラミングで役立つデータの調べ方も掲載しているので大人はむしろ新鮮味があります。

算数を短時間でしっかり理解して復習できる1冊です。